令和7年6月16日(月)、6月定例研修会「県内企業間取引による地域内経済活性化のための意見交換会」が高知商工会館にて開催されました。

冒頭では、本研修会を企画・運営された高知そうぞう委員会 委員長・尾﨑元章君より、趣旨説明が行われ、研修がスタートしました。

第一部では、溝渕委員より、「地域内経済循環」の概念と現状、高知県における経済構造の課題、そして「認証制度」による企業間取引活性化の可能性について解説がありました。高知県の中間需要額は年間約1兆6000億円とされており、県内取引を1%高めるだけでも160億円の経済循環が生まれるというインパクトある内容に、参加者一同大きな関心を寄せました。

続く第二部では、外部有識者・金融機関・行政職員も交えたグループワーク形式で、「意識向上のために何が必要か」「どんな認証制度が有効か」などをテーマに活発な意見交換が行われました。それぞれの業界や企業の実例も共有され、参加者にとって実践に生かせるヒントが多く得られた時間となりました。

最後に、各テーブルの発表が行われ、県内企業間取引の拡大に向けた多様な視点とアイデアが共有されました。まさに“地域内経済循環”の深化と実装に向けた第一歩となる有意義な研修会となりました。

本事業の運営に尽力された高知そうぞう委員会の皆様、そして貴重な学びを提供くださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。